特別講義 山口大学医学部附属病院 栄養治療部副部長 有冨早苗先生

平成23年7月25日(月)


 2年生は、夏休みに栄養士業務の実際を学ぶ学外実習に2週間行くことになります。この実習を前に、 山口大学医学部 栄養治療部副部長 有冨早苗先生に特別授業していただきました。有冨先生は、本学の昭和52年卒業生でもあります。

内容は次のような3点でした。

 1.病院栄養士の業務内容    
    約束食事基準、診療報酬、栄養指導件数、NSTの活動、大量調理施設衛生管理マニュアルなど、山口大学医学部付属病院の特徴から給食   の特徴に至るまで幅広く紹介していただきました。

 
2.給食委託側栄養士との連携
    直営側と委託側の業務分担、協力体制について説明され、さらにそれぞれの業務を1日のタイムスケジュールや勤務体制で表現していただきました。学生にも大変わかりやすかったようです。

 
3.実習生および後輩に望むこと
    実習生として大切なこととして、5カ条を紹介していただきました。
    ・元気な声で受け答え
    ・素直な心
    ・失敗は素直に認める
    ・一人で悩まない
    ・先輩を立てる
   
   仕事をするうえで大切なこととして、5カ条
   ・仕事ができることと勉強ができることは違う(社会に適応できることが大切)
   ・患者さんが栄養士にとって先生であることが多い(言葉、訴え、症状から学ぶ)
   ・ストレスの発散方法を見つける
   ・悩みを話せる真の友人を大切にする
   ・頼りになるみんなの先輩はいくらでもいる

このように、実際の業務のことから、これから実習に出る、または社会に出る学生にとって大切なことを教えてくださいました。

   



宇部フロンティア大学短期大学部